良心的兵役拒否者で
軍隊に入ることは
免れたものの
キャンプに入らざるを
得なかった
キャンプはいわば
公共サービスの一環
道路を掃除するのが
主な仕事だった
その頃
ガソリンは配給制だったが
僅かな車が
道を走っていた
止まっていたすべての車のフロントガラスには
「この旅行は本当に必要でしょうか?」と
書かれたガソリン配給証が
貼ってあったので
彼は「旅行」の文字を
塗りつぶし
「戦争」に変えた
この戦争は本当に必要でしょうか?