時間が空いたので
「よい戦争」のページを繰った
太平洋戦争を
アメリカ人が
どう捉えたのかを
インタビューをまとめた
分厚い一冊だ
私は本を読むのが
無茶苦茶はやいと豪語していたが
この一冊は例外で
数行読んでは考え込む
この本に
掲載されているインタビューは
市井の人が
太平洋戦争をどう受け止めたがということ
「いい」「わるい」ではない
事実だから
そうしてその事実を読者が考えるのか
たぶんこま本の読書の意味だから
事実は真実より重い
そんな言葉を思い出して
ため息をついて
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