飛行中に
彼の横を落ちていく飛行機があった
落ちていく飛行機の窓から
銃撃主が
私に向かって 手を振った
翼がふたつに折れて
下降速度が加わって
飛行機から火が出た
ふたつのパラシュートが
降りたが
うちひとつに
火が燃え移った
どんどん燃える様子を
彼は見てしまった
その時 彼は
『自分でなくてよかった』
そう 思った
だからこそ
残った戦士たちは
死んだ仲間を
ほめたたえる
どれだけ 勇敢だったか
どれだけ 愛国心に満ちていたか