戦後 彼は
ドイツや日本を訪れて
廃墟と化した
場所に立って
空中戦の怖ろしさを
実感した
それまでの戦争は
陸地で行われ
人と人が殺し合ったものだ
第二次世界大戦は
飛行機に爆弾を積み
空から爆弾を落とす
いわば
無差別殺人に他ならない
空中戦が戦争を変えた
兵士たちが殺し合いを
するものから
敵国の人やモノは
すべて 壊していいものになった