何かが燃える匂い アメリカとドイツ

アーシュラが5歳の頃から

連合国軍の空爆が

始まった

 

家族は母とアーシュラだけで

母は軍需工場で

働いていた

 

サイレンが街に鳴り響くと

近くの防空壕に

皆 避難をした

 

 

防空壕から出ると

街が燃えいてることがよくあった

 

何かが燃えている匂い

それは

モルタルやセメントが

熱せられて冷えていく臭さ

 

この匂いを

アーシュラもまた忘れていない

 

 


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