「深い友情」 空襲のなかの暮らし

とにかく 戦争が終わり

英国は戦勝国となったが

 

人々は日々 生きなければならなかった

 

政府から配られる

僅かな配給品が入った

布袋ひとつがすべての財産だった

 

避難所だった場所に

身を寄せ合って暮らしたが

 

だれもが秩序を守っていた

 

 

譲り合いはもちろん

モノが盗まれたり

騙されたりすることは

一度もなかった

 

それらの秩序は

『深い友情』という名で

人々の生活のなかに根付いていた

 


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