ドイツ軍の爆撃は
無人機のV1に進化していた
V1は噴火しながら
飛んできた
火が音をたてて燃え
音が停まると
ぐるぐると回り出して
爆発するのだ
V1の音がわかるようになると
どこに逃げればよいのか
見当がついたが
進化したV2は
音をたてることなく
やってきて
突然 爆発した
予知も
想像もできない
空襲のなかでは
祈ることしかできなかった