ドイツ人のバーガーさんは
ボナムで生まれた
一歳の時
叔母の家に預けられた
やがて
爆撃にあった
東部地区からの
避難民が叔母の家で
暮らし始めた
こどもだった
ボナムさんは
同じドイツ人なのに
彼らを「宇宙人」のように
感じた
彼らは
空爆の怖ろしさや
砲火の匂いを知っていた