ハンリーさんたちは
低地にいて
高い丘を登って逃げていた
敵は性能のいい大砲を持っていて
88ミリの砲弾を
雨のようにふらせた
大声で叫ぶ
仲間の兵士たちの声が聞こえ
バタバタと倒れていった
それでも
敵の砲弾の雨は
止まなかった
・・・俺たちは
ハエかよ
そうハンリーさんは
思いながら
丘を登り続けた