今日は父の命日だ
手帳を繰ったら
来年まで生きていれば
100歳になる
昨日はかぼちゃを煮て食べた
そう言えば
父が亡くなった日
施設に入っていた父のつきそいは
いとこのケイスケだった
「おじさん あぶないから 来て」と
短い電話がきた
すぐに弟たちに連絡をして
新幹線に飛び乗った
浜松駅に着いたら
浜松には珍しい粉雪が舞っていた
「おばさんに電話をしたら
『寒いから嫌 ケイスケに頼んだわ』って言った
おばさんらしいね」と
ケイスケに言われて
とても
恥ずかしかった
母はもちろん
弟たちも間に合わず
ケイスケと私で
父を見送った
来年まで生きていたら
100歳になったのに
・・・
実家から持ってきた
父の遺影に線香を
4本 たてた
母と私と弟たちの分
ケイスケの分もたてようか