戦争からもどってきたふたりは
失業手当をもらいながら
その後の自分たちの生活を模索し始める
創作者のビルさんは
その後のふたりを想像する
失業手当を元手にして
そこそこの暮らしと人生を取り戻した人もいたが
結局 なにもできなくって
ルンペンになった人
ビルさんはルンペンになったふたりを描いた
結局 一時的にもらえる金は
人生の糧にはならないこと
「おめぐみ」と呼んでいた
この失業保険は
ふたりをはじめとする人々の
一時的な延命措置でしかなかった