戦争が終わって
ウォルターさんは5つの勲章をもらった
故郷に戻ると幸福感に包まれた
達成感があった
カメラマンを客観的にみると
いつも前線にいて
負傷する可能性はあったけれど
あらゆる部分で優遇されていた
従軍カメラマンは
戦闘の参加者というより
証人だとも感じた
目前に開かれていたすごいドラマのなかで
自分自身が「演じていた」のではないか
そう 思うこともあった
ウォルターさんの戦争もまた終わった