監視しているのはナチスの隊員で
きわめてひどい態度でジャックさんたち捕虜と接したが
いい人もいた
彼は大きな包みを手に持って
フランス語でこう言った
「きみたち 残念です
こんな扱いをうけて
私は第一次世界最戦時にフランスで捕虜になりましたが
ここまでの仕打ちはされませんでした」
その後 その人は
ジャックさんたちの宿舎に
食料を差し入れてくれるようになった