ニュールンベルグ裁判の途中で
テルフォードさんは帰国した
1949年 すでに40代になっていた
7年ぶりに戻ってきたワシントンは
変わっていた
反ナチスのために作られたダイズ委員会は
反共産 反社会主義者への弾圧に傾いていた
ソ連との対立が明確化して「冷戦」になっていた
テルフォードさんは自分が
森に捨てられた赤子のようだと思った
社会が大きく変わったことだけは確かだった