シェリルさんたちが暮らしていた
場所の近くに
広い空き地があった
耕された空き地は「勝利菜園」と
呼ばれ いろいろな
野菜が育てられていた
土曜日の朝
シェリルさんは妹と一緒に
勝利菜園で育っている
青々とした野菜を眺めた
すると
自分が不思議の国に
迷い込んだような気持になった
収穫された野菜は
だれにでも分配された
ひとり占めする人もいなかったし
もっと欲しいと言う人もいなかった
勝利菜園にあるものは
なにもかもが
共有だった