大学に入ったものの
学生たちは
教室ではなく
郊外の海軍特需工場にでかけた
そこで作る「なにか」はあったはずなのに
資材不足で作ることは
できなかった
それで
工場の空き地を畑にして
百姓を始めた
かぼちゃの種を植え
芽が出て 花が咲いて
結実した小さなかぼちゃが
でき始めた時
戦争が終わって
彼はかぼちゃを
収穫することなく
軍需工場を去った